年も押し迫った12月21日の日曜日、修善寺ニュータウンでは、自治会主催の毎年恒例、餅つき大会が開催されました。餅米はおよそ50キロも用意され、これを自治会役員と町内の有志達が力を合わせ、蒸し、突き、丸めます。
無論、一般の住人も参加可能であり、タウン内にいる多くの子供たちも参加し、餅を丸める作業や、中に詰めるあんこの成形、そして餅突きそのものも体験しました。
筆者も餅つきを体験しました。初めての体験だったのですが、長年この街でこの餅つきに参加している「古豪」たちの御指導も受け、ひーふーいいながらも十数回。簡単そうに見える杵のこのあしらい、腰を使ってしっかりと打たねば、あらぬ方向に行ってしまう、ということがよくわかりました。
老いも若きもこの餅つきに参加し、中には80歳代の方も参加していらっしゃいました。なかなかのご高齢であり、周囲の人達も最初はハラハラしていたようですが、なかなかにしっかりとした突きっぷりを見て、みなすぐに笑顔に変わりました。
小学生の男の子、女の子たちも参加。女の子はさすがに一人で杵を持ち上げるのは大変なため、「古豪」の一人にサポートしてもらっていましたが、回数を重ねるうちには腕をあげ、古豪の手を借りずとも一人で突けるようになった子も。
突いた餅は、餡子を入れたもの、きなこをまぶしたもの、お汁粉と様々なバリエーションにその姿を変え、それぞれの参加者のお腹へ。特筆すべきは、大根おろしに醤油をかけたものと一緒に食する、という食べ方で、東京からこの地に引っ越してきた私には初体験。が、そのうまさに二度びっくりで、改めて静岡県おそるべし……とうなったのでした。
餅つきは午前9時に始まりましたが、お昼を越え、2時過ぎまで食べることができるほどの量の餅が突きあがり、全員が大満足。余った餅を、お土産としていただくことのできるほどの分量があり、これでお正月の備えも万全です。
餅つき大会を通じての見知らぬ住人さんたちとの交流も楽しく、来年もまた、参加したい、間違いなくそう思える充実した年末のひとときでした。